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薬剤と食品成分との相互関係 Staff blog

薬剤と食品成分との相互関係

1)納豆とワーファリン

ワーファリンは抗凝血薬という、心筋梗塞や脳梗塞などの治療薬として、血液が凝固する作用を阻害する薬です。この薬は、肝臓で生成されている血液凝固因子の1つであるプロトロビンという物質が生成されないように阻害することによって効果を発揮します。

納豆には、血液凝固因子であるビタミンKが豊富に含まれており、また、納豆菌が腸内でビタミンKを多量に合成することから、納豆を食べるとこの薬の効き目が低下して血栓を生成しやすくなります。このため、この薬を使用している患者は納豆を食べることが禁止されます。

納豆以外には、クロレラ、ブロッコリー、芽キャベツなど、ビタミンKを比較的多く含む食品が禁止されることがあります。

2)グレープフルーツとカルシウム拮抗剤

血圧を下げる薬には、その作用機序によって多くの種類があります。カルシウム拮抗剤は、血管平滑筋に作用して、心筋細胞内へのカルシウムイオン流入を抑制し、冠血管拡張、抹消血管抵抗減少により降圧作用を表します。

グレープフルーツに含まれる成分はカルシウム拮抗剤の働きを増強するため、カルシウム拮抗剤を服用する際、グレープフルーツジュースを飲んだり、グレープフルーツを食べないように注意が促されています。