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糖尿病の基礎知識および治療と予防① Staff blog

◎糖尿病の語源と食事療法の意義

ヒトは食物を消化吸収してエネルギーに変換していますが、そのエネルギー源は最終的に血糖(血液中のブドウ糖)という形で体内利用されています。血糖が体内の各臓器を構成している細胞に供給されるためには、膵臓のランゲルハンス島という場所にあるB細胞より分泌されるインスリンの後押しが必要です。糖尿病になると血糖が上昇しますが、これは本来なら、各細胞で使われるべき血糖がインスリンの作用不足により、細胞内に取り込まれていない為です。つまり、糖尿病は、私たちが生きるために必要な燃料(血糖)が全身の細胞に十分供給されていない状態なのです。

糖尿病の食事療法の基本は、1日に必要な最低限のエネルギーの範囲内で栄養素の過不足をなくすことです。ただエネルギーを減らすのではなく、1日に必要な栄養素が十分に確保されていることが重要です。治療の目的は、血糖をコントロールすることにより、合併症を予防することです。

◎糖尿病の診断基準

次のいずれかに該当した場合に糖尿病と診断されます。

1)糖尿病の症状があり、随時血糖が200㎎/dl以上

2)空腹時血糖が126㎎/dl以上

3)75g経口ブドウ糖負荷試験の2時間値が200㎎/dl以上

4)HbA1ⅽ(NGSP値)が6.5%以上