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糖尿病の基礎知識および治療と予防② Staff blog

◎糖尿病のタイプ

糖尿病にはいくつかの型があり、わが国における糖尿病患者の95%以上は、2型と呼ばれる遺伝的要素の強い型で、必ずしもインスリン注射を必要としません。残りがインスリンによる治療が絶対不可欠な1型と呼ばれているもので遺伝的要素はほとんど認められていません。このほか、ごく稀な例に、膵臓がんや慢性膵炎、膵臓の手術後などにより起こる、二次性の糖尿病や妊娠糖尿病があります。

2型は中年過ぎの肥満者がかかりやすく、1型はやせ型の若年者や子供に多いのが特徴です。つまり、子供や若年者に多い1型の方が遺伝的要素は少なく、過食・肥満による中年以降に多い2型の方が遺伝的要素が強いのです。

あらためて確認しておくと、糖尿病の治療の目的は血糖を下げることではなく、合併症を予防し、健康人となんら変わりがない社会生活を営むことにあります。糖尿病は一生の病気です。治療を中断してしまえばまた悪くなってしまうので、糖尿病は「治す」という言い方はせず、「コントロールする」という表現がよく使われます。

【糖尿病の分類】

Ⅰ.タイプ1糖尿病(1型糖尿病)

A.免疫仲介性糖尿病  B.特発性糖尿病

Ⅱ.タイプ2糖尿病(2型糖尿病)

Ⅲ.その他の特定タイプ 膵臓がん、慢性膵炎などが原因となるもの

Ⅳ.妊娠糖尿病

また、前述のほかに耐糖能異常(IGT)という概念と、空腹時血糖に注目した中間段階の空腹時糖不全(IFG)という分類があります。