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糖尿病の基礎知識および治療と予防④ Staff blog

◎食事療法の重要性と合併症

経口糖尿病薬は患者が食事療法をきちんと守っていることを前提として処方されるため、「薬を飲んで治療している」あるいは「インスリン注射を打っている」からと、食事が乱れてしまっては、治療が根底から崩れてしまいます。食事療法が必要なのは、どのような病気の治療にも言えることですが、「食事療法を実行しよう」という強い意識を患者が持つことが最も重要です。

糖尿病の三大合併症のうち神経障害が最も早く出現し、最終的には壊疽にまで発展します。ついで、網膜症は失明の原因となり、最後に腎症は、血液透析へと発展します。

腎症が出現するためには糖尿病にかかってから少なくとも10~15年が経過していると考えられ、その間の自己管理がよくなかったということができます。

わが国における、人工透析患者において、透析導入の原因となった病気で一番多いのは、糖尿病性腎症です。無自覚のうちに病気が進行し、気が付いた時には、合併症が進行していたということもよくあります。

糖尿病の食事療法には迷信も多く、糖尿病に対する正しい理解こそが治療効果を上げることから、「糖尿病とは教育の病気である」ともいわれています。